2018年12月31日月曜日

感動は心の栄養

久々に映画で感動しました。
「ボヘミアン・ラプソディ
イギリスのロックバンド、クイーン
そのボーカルのフレディ・マーキュリーの生涯をドラマにした映画


青春時代クイーンを聴いていた世代の私にとっては
懐かしく音楽がよみがえってくるのですが、
それ以上に彼の魂や生き様、心の葛藤に引き込まれ
彼の生涯と曲の意味が重なる感動の映画でした。

1回見てもう一度見たいと思い、年末に2回目を見て更に感動、

今年一年を振り返って
会社の中では「感動」をテーマに事業を行う方針を掲げました。
身震いすような、腹の底からこみあげてくる熱気、心が動く瞬間
まさかその方針を自分自身で体験するとは思ってもいませんでした。

次の年も「家づくりの感動」を
多くのお客様にもっともっと感じてもらいたいと思っています。








2018年12月20日木曜日

北海道視察から学んだ香川の断熱仕様

北海道は冬が寒いから家の断熱性をよくする。
香川県は温暖な気候だからそこそこの断熱性で良い。
・・・・・?これって正しいのでしょうか?

先日同じスーパーウォール工法に取り組む
北海道のアートホームさんとアーバンハウスさんを訪問してきました。

その日は日中の最高気温も氷点下の真冬日、
道路は凍って滑りやすい。(無謀にも革靴で行った)
ベンチマークとなる会社だけに事務所や社員さんの対応は素晴らしい。

モデルハウスを見学させて頂き、驚いたことは断熱気密性の良さである。
外は日中氷点下の中、朝5時から9時まで暖房を入れてその後暖房を切る。
無暖房の状態で22~23度室内温度を維持できるとのこと。
室内温度や湿度もムラがなく快適でした。

壁と屋根の断熱材がウレタンフォーム240mm(UA値=0.2)
北海道の基準よりもかなり上である。

現在当社で使っている断熱材が65mmor100mmだからその差は歴然である。

「北海道だから当たり前、香川は温暖だから断熱はそこそこでよい。」
これが香川の住宅の常識になっている。

ヒートショックで浴室で倒れ病院に搬送される比率全国第1位が
香川県であることをご存知でしょうか?

その原因は香川の冬は寒くて夏は暑い。家の断熱性が悪いことです。

吉田建設の断熱基準、他の住宅会社よりは高いが更にワンランク上げて
UA値=0.46(北海道の断熱基準程度)HEAT20 G2グレード
を標準仕様になるよう社内で再検討しなければいけない。

そう感じた北海道視察旅行でした。










2018年11月18日日曜日

香川県庁東館耐震改修工事 見学

香川県庁東館といれば
建築家丹下健三による設計で、
戦後のモダニズム建築の代表とされる建築である。
日本の建築史においても貴重な建物で、将来建築遺産となるであろう。

築60年を経過して老朽化と耐震性の不足により現在耐震改修が行われている。
先日、香川県建築士会主催の見学会に参加してきた。

建築技術者の一員として、
建物を使用しながらの基礎の免震工事をどのように施工するのかという興味だけでなく、
将来建築遺産となるであろう建築物の保存工事に立ち会いたかったという気持ちが一番にあった。

建物は使用しながら、建物の上部と外観は変えずに、基礎の下に支持用のコンクリートの厚い床を造り、その床と基礎の間に免震装置を組み込工事である。
これら全て地上の建物はそのままで、地下で行われている工事

施工も緻密に計画されていて納得できた。
それ以上にすごかったことは、
60年前にまだ鉄筋コンクリート造が珍しい時代の、
型枠工事の技や精度、コンクリートの高い品質など技術レベルの高さである。

歴史の一場面に立ち会えたそんな気持ちです。


2018年11月14日水曜日

理念の勉強

くらしこく(スーパーウォール工法に取り組む四国の工務店グループ)の
香川支部で理念の勉強会を開催

理念とはなんぞや?から経営理念のある会社までさまざまの参加者

吉田建設にも経営理念はあるのですが、
浸透しているのか?共有できているのか?なぜ経営理念が必要なのか?
まだまだ未熟な会社ですから8人で参加

講師の先生からテーマは
「あなたの会社はなぜ家を建てるのか?」
「なぜ高性能住宅を薦めるのか?」
「あなたの会社のつくる家の価値とは?」

吉田建設は2つのテーブルに分かれて話し合い
でるわ・・でるわ・・いろいろな価値や強みが
吉田建設がなぜ家づくりのこだわりもって建てるのか?
最終的に出てきた答えが
「家族の幸せの為」「未来の子供たちの為」

いい社員に恵まれていると感じました。





2018年11月10日土曜日

料理と器

「料理と器」は切り離せない関係にあると思っている。
料理のおいしさを感じるのは、当然舌の先で感じる味が一番だけど
器に盛りつけられた料理でもおいしさを感じるものである。

先日開店した「和っか」に行った時のこと。

料理は地元の食材を多く使って、その素材の持ち味を生かした味付け
器は店主自ら陶芸家と共に考え1枚1枚手作りで焼いたものである。



料理・器・室内装飾全て店主のこだわりの逸品ぞろいである。

ふと北大路魯山人が浮かんできた。
美食家・陶芸家として器と料理を愛した人である。
きっと同じ思いがあるのでは・・・・。

家づくり人として思うことがある
「料理と器」の関係は「暮らしと建物」と同じような関係にあるのではないか?
主役は料理や住む人の暮らし、わき役は器や建物、
主役を引き立てるのはわき役の仕事である。

吉田建設の家づくりは名わき役でいいと思う。

2018年10月3日水曜日

新入社員内定式

10月1日、来年4月から入社する新入社員の内定式を行いました。
厳しい選考の末、採用させてもらった
営業・コーディネーター・設計の優秀な3名です。

選考員から会社の規模から3名は多すぎとの意見もありましたが、
吉田建設の将来の目標やビジョンを達成するためには
欠かせない人財であり、共に歩んでいける仲間です。



内定式では、少し緊張気味でしたが入社の抱負をスピーチしてもらいました。
来年の4月から社内でも新しい風が吹きそうで本当に楽しみです。



2018年8月15日水曜日

行きたかった「犬島精錬所美術館」

以前から行ってみたかった「犬島精錬所美術館」
お盆休みを利用して行ってきました。

目的は二つ
元々銅の精錬所の廃墟を建築・アートで美術館としてどう再生したか。
「在るものを活かし、無いものを創る」コンセプトのもと
リノーベーションの精神を肌で感じること。

二つ目は建築家三分一博志氏設計による元精錬所の煙突やカラミ煉瓦、太陽や地熱などの 自然エネルギーを利用した一切空調機を使用しない冷暖房の実体感。
環境に負荷をかけない究極のパッシブデザインの追求。

建築お宅のマニアックな旅となりました。
真夏の暑い日中、建物の中は快適な温湿度、自然の力でここまでできるとは思いませんでした。しかも午前と午後と2回体感しましたから。
最近の家づくりでもパッシブデザインを重視していますが、突き詰めればここまでできる。そのような体験でした。冬も体感したくなった。

まだまだ犬島の建築・アートの魅力は他にもたくさんあるのでしょうが、犬島精錬所美術館は久々のカルチャーショック。

それ以上に満喫できたのが「空・海・犬島の自然」


2018年8月8日水曜日

会社視察の受け入れ

8月7日火曜日
遠路また真夏の暑い中、「さいたまダントツSW会」から
14社27名の方が吉田建設視察に来られました。

これほど大勢の方の受け入れは初めてで、事務所スタッフみんなで
最高の「おもてなし」をしようと張り切って準備を進めてきました。

吉田建設の理念と戦略を社長から講演、そのあと去年リニューアルした
ショールームと事務所の見学、三つのグループに分かれての情報交換会
その後の現場見学とあっという間の4時間でした。

来社される方はそれなりの期待をもって来られます。
受け入れ側の私たちも改めて自社の理念と戦略を見直すいい機会にも
なりました。
それ以上に同じ高性能住宅に取り組む工務店の仲間たちと
情報交換会や懇親会での楽しい時間は私の次へのエネルギーになります。
さいたまダントツSW会の皆さんありがとうございました。



2018年3月13日火曜日

命を守る仕事

吉田建設では毎週月曜日に全体朝礼をしています。
12日のある女性社員のスピーチが印象的でした。


内容は東日本大震災から7年今自分が感じていること。
彼女は去年まで看護師の仕事をしていましたが
今は住宅建築の仕事をしています。


「看護師は災害が起きた時人の命をどう救うかが仕事、
災害を予期して人の命を守ることを考えるのが建築の仕事。
どちらも同じ命を守る崇高な仕事だと思います。
両方の仕事に携われたことは私の人生において貴重な経験になります」
といった内容のスピーチ


私も7年前のことは、テレビを通じて飛び込んできた
衝撃の映像は今でもはっきりと覚えています。


家が無残にも流されていく映像
建築技術者としてしてきた仕事が全てが否定されたようで
しばらく仕事をする気になりませんでした。


一度自分の目で東日本大震災を感じたいと思い続けていましたが
今年の1月に現地を行くことができました。
7年たって復興は進んでいますが、震災の傷跡はいたる所に残っています。




慰霊の塔 観音様の9mの高さまで津波が押し寄せ街並みは全滅しました。


改めて建築技術者として人の命を守る使命感を感じます。









2018年2月28日水曜日

雪の中

雪の中・・・・・・・・スキーに来たわけじゃありません。




ここは山形県飯豊町、東北でも有数の豪雪地帯
人口7,000人の町を中心に年間10億円売上の工務店がある。


以前から訪問したいと思っていた工務店さんですが、ようやく実現しました。
シエルホームデザイン (株式会社ホリエ)


今回の訪問で学んだこと。


【地域を愛すること】
過疎の飯豊町を次の世代に残す為に、
ホテル飲食事業の展開するまた社員を地域から雇用する。
町を元気にすることが会社を元気にすることになる。
山形市まで進出すれば10億の売上は容易であるが
あえて愛する飯豊町を拠点にしている。
・・・これが本当の地域貢献


【フラットな組織と人を育てること】
組織のフラット化(縦割り組織でなく、社長・専務・スタッフが相互に敬意をもって横つながりの組織になっている)
新入社員の育て方(小さな仕事でもいいので任せる。失敗から学ぶ)
社員の笑顔は作られたものでなく心の底から湧き出るもの


【性能を前提とした暮らしを豊かにするデザイン】
住宅性能をベースとしたデザインが前提。
デザインとは見た目だけの装飾ではない。そのデザインに意味があり、そのデザインが暮らしを豊かにしてくれることである。
また店舗、ショールーム、モデルハウス展開など実体感を通して
ユーザー様へわかりやすく魅力的に伝えている。







一年に数回全国の工務店さんを訪問させて頂きますが、
学ぶことが多々あり
吉田建設まだまだ成長しなければならないと感じました。





2018年2月11日日曜日

「エコロジー賞」受賞

LIXILメンバーズコンテスト2017にて
「エコロージー賞」を受賞いたしました。


LIXIL主催の新築とリフォームの作品コンテスで毎年3000件超の応募があり、
今年は吉田建設が「エコロジー賞」に選出されました。






作品名「K様邸新築工事」
広い敷地に家族5人がゆったりと暮らせる家
南側に全居室を配置した間取りと
高性能な断熱仕様にパッシブデザインの要素を取り入れた
ゼロエネルギーハウスが高く評価されました。

またお施主様と吉田建設の家づくりの想いが合致した
素晴らしいお家です。

2018年2月25日(日)午後から
このK様邸にて「オーナー様宅訪問見学会」を開催します。
お施主様から直接住み心地を聞くことができる見学会で、
参加組を制限しておりますので、見学ご希望の方はお早めに
お申込み下さい。





全国表彰されると来年はもっと上の賞を目指したくなりますね。