2018年11月18日日曜日

香川県庁東館耐震改修工事 見学

香川県庁東館といれば
建築家丹下健三による設計で、
戦後のモダニズム建築の代表とされる建築である。
日本の建築史においても貴重な建物で、将来建築遺産となるであろう。

築60年を経過して老朽化と耐震性の不足により現在耐震改修が行われている。
先日、香川県建築士会主催の見学会に参加してきた。

建築技術者の一員として、
建物を使用しながらの基礎の免震工事をどのように施工するのかという興味だけでなく、
将来建築遺産となるであろう建築物の保存工事に立ち会いたかったという気持ちが一番にあった。

建物は使用しながら、建物の上部と外観は変えずに、基礎の下に支持用のコンクリートの厚い床を造り、その床と基礎の間に免震装置を組み込工事である。
これら全て地上の建物はそのままで、地下で行われている工事

施工も緻密に計画されていて納得できた。
それ以上にすごかったことは、
60年前にまだ鉄筋コンクリート造が珍しい時代の、
型枠工事の技や精度、コンクリートの高い品質など技術レベルの高さである。

歴史の一場面に立ち会えたそんな気持ちです。


2018年11月14日水曜日

理念の勉強

くらしこく(スーパーウォール工法に取り組む四国の工務店グループ)の
香川支部で理念の勉強会を開催

理念とはなんぞや?から経営理念のある会社までさまざまの参加者

吉田建設にも経営理念はあるのですが、
浸透しているのか?共有できているのか?なぜ経営理念が必要なのか?
まだまだ未熟な会社ですから8人で参加

講師の先生からテーマは
「あなたの会社はなぜ家を建てるのか?」
「なぜ高性能住宅を薦めるのか?」
「あなたの会社のつくる家の価値とは?」

吉田建設は2つのテーブルに分かれて話し合い
でるわ・・でるわ・・いろいろな価値や強みが
吉田建設がなぜ家づくりのこだわりもって建てるのか?
最終的に出てきた答えが
「家族の幸せの為」「未来の子供たちの為」

いい社員に恵まれていると感じました。





2018年11月10日土曜日

料理と器

「料理と器」は切り離せない関係にあると思っている。
料理のおいしさを感じるのは、当然舌の先で感じる味が一番だけど
器に盛りつけられた料理でもおいしさを感じるものである。

先日開店した「和っか」に行った時のこと。

料理は地元の食材を多く使って、その素材の持ち味を生かした味付け
器は店主自ら陶芸家と共に考え1枚1枚手作りで焼いたものである。



料理・器・室内装飾全て店主のこだわりの逸品ぞろいである。

ふと北大路魯山人が浮かんできた。
美食家・陶芸家として器と料理を愛した人である。
きっと同じ思いがあるのでは・・・・。

家づくり人として思うことがある
「料理と器」の関係は「暮らしと建物」と同じような関係にあるのではないか?
主役は料理や住む人の暮らし、わき役は器や建物、
主役を引き立てるのはわき役の仕事である。

吉田建設の家づくりは名わき役でいいと思う。